【アノマリー】TOPIXが12月安値だと翌年は株安になるらしい
『TOPIXの12月安値 → 翌年下落』のアノマリー
みずほ証券のリポートによると、TOPIXが12月に年初来安値をつけると翌年は年間で下落するアノマリーがあるらしいです。
注目リポートから TOPIXが12月安値 翌年は株安? 2018/12/20付日本経済新聞 朝刊
1990年から2017年まで28年間のTOPIXの値動きを検証したものとのこと。
なぜTOPIXの12月安値更新は翌年下落となるアノマリーが発生するのか?
このリポートをまとめた小林亮ストラテジストによると、
・12月は株価が上がりやすい月とされ、直近30年の騰落率でみると6割がプラス
・強い月なのに安値をつけるのは投資家心理が悪化し始めた兆候
とのこと。
12月のアノマリーへのツッコミは野暮
なぜ1990年から2017年までしか標本をとっていないのかツッコミを入れてはだめです。
基本的にベアトレンドが継続してきたバブル崩壊後の28年間ですから、そりゃ翌年下落する回数多いだろ?というツッコミも入れちゃダメです。
直近30年の騰落率の標本と、直近28年の12月安値になった標本を比較しているのは何故か?などとツッコミを入れてはだめです。
そもそも12月が上がりやすいっていったって、6割しか上がらないんじゃアノマリーでもなんでもないんじゃないか?というのもダメです。
野暮です。無粋です。
それでも、ひとつ言えることがあるとするなら
アメリカS&P500指数の12月安値はアノマリーとして使えるかも
ということです。
これについては別途書きます。
とりあえず、ずっと下落してきた日本株で12月アノマリーを語るのはちょっと違うと思います。
12月アノマリーを語るならば、右肩上がりの相場でみるべきと思います。
S&P500指数のアノマリーについて纏めようと思うんでお待ちください。
以上です。