顔認証技術『Face++』を開発するメグビー(曠視科技/Megvii Technology)がIPOか~アリババも出資~

顔認証技術『Face++』を開発するメグビー(曠視科技/Megvii Technology)がIPOか

 

 

2017年MITテクノロジーレビュー上位50社 顔認証技術『Face++(フェイス++)』を開発するメグビー(曠視科技/Megvii Technology)

顔認証アプリの分野では中国のセンスタイムが有名ですが、もう一社メグビー(曠視科技/Megvii Technology)という会社もあります。

関連記事:顔認識AIの世界トップ企業 センスタイム(商湯科技)

このメグビー(曠視科技/Megvii Technology)はMITテクノロジーレビュートップ50社にも選ばれたことがあるなど、近年非常に躍進しているスタートアップで、アリババやアントファイナンシャルなども出資しています。(アリババはセンスタイムにも出資しています)

Megvii’s Yin Qi Named To MIT Technology Review’s 2018 Innovators …

 

顔認証技術『Face++』を開発するメグビー(曠視科技/Megvii Technology)がIPO?

このメグビー(曠視科技/Megvii Technology)がIPOするのではないか?と言われています。

火のない所に煙は立ちませんから、きっと近いうちするのでしょう。

アリババ、金回り悪くなってきてそうですし。

Alibaba-Backed AI Startup Megvii Is Said to Weigh IPO This Year

 

 

 

メグビー(曠視科技/Megvii Technology)の顔認証技術『Face++』

メグビー(曠視科技/Megvii Technology)が開発した顔認証技術『Face++』は既に2012年8月からサービス開始しているとのこと。

詳しくは公表されていませんが、アリババグループが展開する無人コンビニや決済サービス、ATMサービスなどにはメグビー(曠視科技/Megvii Technology)の顔認証技術『Face++』が採用されているとされ、他にも携帯電話のシャオミが『Face++』採用端末を発売しているとのことです。

さらには滴滴出行(DiDi Chuxing/ディディ・チューシン)もメグビー(曠視科技/Megvii Technology)の開発したソフトを採用しているとされ、メグビー(曠視科技/Megvii Technology)はすでに中国の多方面のネット企業の裏方としてソフトウェア提供をしているとのことです。

 

 

顔認証技術『Face++』のメグビー(曠視科技/Megvii Technology)にはアリババ、アントフィナンシャル、中国建設銀行、フォックスコンなどが出資

顔認証技術『Face++』のメグビー(曠視科技/Megvii Technology)には中国IT業界の巨人アリババグループや、その傘下のアントフィナンシャル、さらにはiPhoneの組み立て大手である台湾のフォックスコンや、中国建設銀行なども出資しているとのこと。

新旧の大手企業が並んでおり、同社に対する幅広い支持がうかがえます。

 

 

顔認証技術『Face++』を開発したメグビー(曠視科技/Megvii Technology)のCTO、唐文斌(タン・ウェンビン/Wenbin Tang)

メグビー(曠視科技/Megvii Technology)のCTO、唐文斌(タン・ウェンビン/Wenbin Tang)は、精華大学出身。

その後学校主催のビジネスプランコンテストにゲームを出品。

このゲームが2012年にアップルストアでダウンロード数5位となり、中国のInnovation Works(創新工場)から資金獲得。

唐文斌(タン・ウェンビン/Wenbin Tang)はニューヨークコロンビア大学へ留学して3Dコンピューティング分野の博士課程を進んだとのことです。

そして2014年、彼らは顔認証評価LFW(LabeledFaces in the Wild)においてトップの顔認証精度を実現。

顔面の83のポイントを繋いで精査することで人間の認識・識別能力を超える顔認証技術を実現。MIT Technology review

こうした功績が称えられ、2017、2018と、MITテクノロジーレビューの評価を受けるに至ったとのことです。

 

顔認証技術『Face++』を開発したメグビー(曠視科技/Megvii Technology)だけでない、中国のITベンチャーの懐の深さ

しかし凄いですね。

次から次へとぽんぽんぽんぽんと良くもまぁ、新しいスタートアップ、ベンチャーが生み出されるものです。

みんな若いし、超アタマがいい。

そしてそれらを繋ぐパトロンの存在がある。

なんというか、結局オリンピックとおなじで、最後はかかえる人口と資金量がものを言いそうなスタートアップ界隈。

日本ではどれだけがモノになっていくか。

プリファードくらいですかね?

 

以上です。