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エルドアン大統領が政府系ファンド会長に就任~トルコ中銀の政策金利引き上げの裏でおきていたこと~

トルコのエルドアン大統領と娘婿アルバイラク財務相が政府系ファンドTVFの幹部に就任しました。

 

トルコのエルドアン大統領は、トルコ政府系ファンドTVF(Turkey Wealth Fund)の経営陣全員を更迭して、自らを会長に、また娘婿のアルバイラク財務相も理事会メンバーに指名しました。

UPDATE 1-Erdogan appoints himself chairman of Turkey’s sovereign …

 

トルコは中央銀行による政策金利引き上げばかりが大きく取り上げられていますが、その後ろ側ではこんな出来事が起きていました。

 

これは、一言でいってしまうと、トルコが国家社会主義のような体制に移行するかもしれない危険性を持っているということ・・・

 

じゃないかと思われます。

トルコ政府系ファンドTVFの保有持ち株をみてみてください。

こちらにトルコ政府系ファンドTVFのポートフォリオが載っていますが、

証券取引所のBorsa Istanbul

パイプラインのBOTAŞ

茶の生産業者Çaykur

鉱業のEti Mine Works

銀行のHalkbank

農業のKayseri Şeker

港湾のTCDD İzmir Port

郵便および電信のPTT

石油化学のTPAO

通信のTürk Telekom

衛星放送のTÜRKSAT

航空のTurkish Airlines

銀行のZiraat Bankası

海事業務のTurkish Maritime Enterprises

 

などなど・・・全部はあげきれませんが、トルコ政府系ファンドTRVの持ち分はとりあえず、幅広い。

そして、持ち株比率が全体的に高い。非上場でほぼ全株所有のものもある。

 

 

政府系ファンドと政府要人との関係でいうと、マレーシアのナジブ前首相と同国政府系ファンド1MDBの関係が思い浮かびます。

が、上記の内容からすると、どちらかというとベネズエラのチャベスに近い感じがします。

ベネズエラと違って外資から接収しているわけではないので外交的問題には発展していませんが、国家社会主義と似た思想をエルドアンはもっているんじゃないかと、そんな感じをうけます。

ナジブは単なる私利私欲の塊でしたから、利害得失で動くわかりやすさがあります。

ですが、エルドアンの場合はちがう。

これはもう、信念のようなものを感じます。

背景は、チャベスが社会主義、エルドアンはイスラム教ですから基礎は違うんですが、なんとなく、求めるところが似通ってそうな感じがして恐ろしいです。

 

とりあえず、政策金利引き上げを受けて一旦は下げ止まるのでしょうが、長い目で見て、こういうやり方が上手くいくようなきがしません。

 

トルコすげぇな・・・って思います。

と同時に、かつて仲良かったはずの国にどんどん離れられているアメリカもまた、すげぇなって思います。

そのアメリカにずっと付き従っている日本も、ほんと凄いと思います・・・

 

ちなみに、トルコリラはこんな感じで直近うごいてます。

 

米ドル/トルコリラ 一時間足

 

トルコリラ・ドルはまだまだ、前回のレンジの内側から抜けていません。

トレンドの変化をみるにはもうちょっと動いてくれないとわかりませんね。

 

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