たまには個別銘柄のチャート分析もしてみましょう
今回は中国ニューエコノミー株BATの一角、
テンセント(騰訊/Tencent 0700.HK)をとりあげます。
さっそくチャートをみてみましょう。
2017Q4決算において、ゲーム/動画などを主とするVAS部門がセグメント減収となったテンセントですが、その後の動きは極めて悲観的な推移を辿っております。
決算翌日は約5%の下落、翌営業日はさらに5%下落したところから自律反発しましたが、その後高値まで買い上がるだけの力はなく、今度は下値を試す動きとなっております。
水色で示したトレンドラインは、直近一年で6回反発している強いラインでしたが、これを割り込んだことで上値の抵抗線として意識される展開となっています。
とりあえず、このチャートを見た多くの人が
一相場おわったな・・・
と感じるのではないでしょうか。
おいらもそう感じます。
ゲームは水物ということがよくわかります。
世界的にグロースが利食われている今、来期予想EPSベースでみてPER40倍オーバーはさすがに辛いものがあります。
ヒストリカルPERでいうと25~38倍くらいですから、今後高い成長率を取り暴落戻せると市場が信じるまでは、まだまだ下げ余地が残っているように感じます。
景気動向次第では280程度まで下げる可能性すらあると思います。(可能性は低いです)
そのときには、グローバルリセッションの影響だけでなく、「事業展開しすぎたことに対する嫌気」が語られるように思います。要するにコングロマリットディスカウントです。(以前書いた記事を貼っておきます)
テンセントのO2Oビジネス展開とコングロマリットディスカウントについて
・・・とか書いている間に、香港市場のクロージングオークションで398を割ったようです。おつかれさまでしたw
(これを書き始めたのは16時45分くらいです)
とりあえず、分足も載せておきます。
売りたい人たちがいっぱいいる・・・そんな風にみえます。
この道は、いつか来た道です。
(上記はあくまでも中卒くん個人の見解であり、投資行動をお勧めするものではありません。投資、投機にあたっては、ご自分の判断と責任で行うようお願いいたします。俺の見通しに沿って売買しても一切補償しないぞw)
by中卒くん