中国鉱工業生産指数 2018年7月
今回も中国国家統計局のサイトからデータを転載しています。
なお、前回はこちらです。
中国の鉱工業生産指数は前月6月から横ばいとなりました。
3月の最低値で横ばい推移。
個人的にはこれ、実は割っている可能性があると思います。
粉飾かもって思ってます。
6.0成長は命題なのかなと。
とりあえず、個別にみていきます。
前月と比較すると、
鉱業 2.7→1.3
製造業 6.0→6.2
電気・熱・ガス・水 9.2→9.0
国内の環境規制強化で鉱業が一貫して減速傾向。
製造業は持ち直しをみせているが、個人的にはこれは捏造くさいと思っている。
個別産業について前月と成長率を比較すると
非金属鉱物製品 3.7→5.2
鉄金属精錬、圧延 7.8→6.6
非鉄金属精錬、圧延 4.0→5.6
金属製品 1.4→2.5
一般機器 6.8→6.9
特殊機器 11.5→11.2
自動車製造 14.0→6.3
鉄道、船舶 0.7→ -1.9
電気機械 3.8→5.7
コンピュータ・通信機器 10.9→13.5
電気・熱生産供給 9.3→8.8
※コンピュータ・通信機器の増加と、自動車製造の急減が目立つ。
個別製品でみると、
産業用ロボット 7.2→6.3
風力発電 11.4→24.7
火力発電 6.3→4.3
移動通信端末 -6.7→-8.2
車 5.3→-0.5
乗用車 12.0→4.3
SUV 1.5→-6.7
新エネルギー車 36.6→17.9
※通信端末の下落が大きい。
風力の回復で火力稼働率低下
産業用ロボットが減速してきている。
自動車はちとやばめ。
とりあえずそんな感じで、後の解釈は各人これを読んだ方たちにおまかせします。
また、数字に間違っている箇所があっても、責任は負いかねます。
元のデータをしっかり把握してくださいますようおねがいいたします。