2018年8月分の米国債保有国順位が発表されました。
2018年8月分の米国債保有動向が発表されました。
2018年8月は、米国ドル/人民元の相場が大きく上下に動いた月になります。
中国の米国債保有残高はここ三か月、微減を辿っています。
人民元が米国ドルに対して下落するなか、人民元相場を下支えするために米債売りで人民元買いを繰り返していた可能性があります。
トランプ大統領は中国人民元を安すぎるとし、中国を為替操作国リストに入れようと考えているそうですが、少なくともこの動きをみる限りそれは間違いでしょう。
人民元は実需で売られており、決して相場操縦で売られているわけではないようにみえます。
一年前との比較でいくと、ベルギー、サウジ、フランス、ブラジルあたりが大きく米国債保有を増やしています。
なお、以前の記事は以下になります。
2018年7月米国債保有国ランキング~中国は為替介入していない。むしろ傍観中~
2018年6月米国債保有動向~中国人民元暴落の最中、中国政府はほぼ傍観~