コロナウイルスのどさくさ紛れに株式持ち合いを図る豊田章男
トヨタ自動車がNTTと株式持ち合いへ
トヨタ自動車がNTTと資本提携するそうです。
スマートシティで協力するためとか言ってますが、そんなものは表面的な理由にすぎないでしょう。
やってることは旧態依然とした株式持ち合いです。
株式時価総額との比較でいえば、2000億円というのは1~2%にすぎません。
しかし、トヨタ自動車は東和不動産を中心にグループ間で持ち合いを加速していますから、すでに安定株主だらけです。
ここにさらに1~2%を保有する安定株主が加わるということは、かなり意味深いことだと思います。
株式持ち合いは、そのぶんだけ資本を寝かすことに繋がりますし、資本生産性の低下を招きます。
現経営陣への安定的な支持が強まることで、経営陣の能力不足からくる経営問題への統治が効かなくなる可能性が高まります。
株式持ち合いは経営陣の保身につながるだけであり、投資家側にとっては全く良いことのないものです。
日本政府、金融庁、東証は、こうした観点から株式持ち合い構造をやめるように各企業に促しています。
それなのに、日本を代表する企業であるトヨタ自動車がこれに逆行するような方針をとっています。
豊田章男と言う男は、口ではカッコいいこと言ってますが、やってることはこの程度。
日本を代表する企業のトップがコレです。
ホント乙ってます。
創業家の二代目、三代目というのは大体ろくなもんじゃありませんが、トヨタも例にもれずということでしょうか。
以上。