備忘録がわりにニュース記事をまとめます。
独断で掻い摘んで纏めます。
この記事は日中随時更新します。
12時30分
北朝鮮、南北会談を突然中止 米朝首脳会談の中止も示唆
個人的見解:米韓合同軍事演習を理由に高官会談を中止するそうです。いつもの揺さぶりが始まりました。さすがです。
China’s home prices rise 0.5 percent in April from March
ロイター調べによると、中国主要70都市の4月新築住宅価格は前月比0.5%上昇し、3月の0.4%からやや加速。前年同月比4.7%上昇、伸び率は前月4.9%上昇から微減。
Australian consumer sentiment falls again in May
オーストラリア消費者信頼感指数、5月は前月比0.6%低下、前年同月比では3.9%上昇
中国・成都天斉実業(天斉リチウム)、チリのリチウム生産大手SQMに出資へ
China’s Tianqi nears deal to buy stake in Chile’s SQM
中国のリチウム電池メーカー、天斉リチウム(成都天斉実業)が、チリのリチウム採鉱・生産企業ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ(SQM/Sociedad Quimica Y Minera)を43億ドル、株式にして24%分取得する見通し。
SQM社とチリ政府は中国企業の出資に反対の模様だが、SQM株を持つニュートリエン(Nutrien Ltd) は売却する方針とのこと。ちなみにNutrien Ltd はアグリウム(Agrium)とポタッシュ( Potash Corp of Saskatchewan)が合併してできた肥料大手の会社。
個人的見解:資金調達手段からみて、このディールは中国政府の意向を強く反映したものだと思います。なぜチリ政府が中国企業の進出に懸念を表明しているのかよくわかりませんが・・・
Sun Hung Kai Properties sets residential land sale record in HK
中国の新鴻基地産(サンフンカイ・プロパティーズ)がビクトリア湾北東部啓徳地区の住宅用地を32億1000万ドルで落札したとのこと。一括払いでは最高額だそうです。
個人的見解:香港は慢性的な住宅地不足で、不動産価格がめちゃくちゃに高騰しています。一人暮らしは贅沢なので、多くの若者が親元住まいです。香港行政府当局は公有不動産の売却を進めていますが、それでも供給が追い付きません。今回は都心の一等地ですが、現在、郊外の湿地を埋め立ててはどうか?などという議論が進んでいます。郊外の開発で一番潤うのは新鴻基のようなトップブランドではなく、ヘンダーソンランドのような銘柄です。東京でいうところの多摩地域みたいな土地をたんまり持っています。
22時4分
US Housing Starts Fall on Retreat in Apartment Construction
4月米住宅着工件数 -3.7% 1287000件(3月1336000件)
4月着工許可件数 -1.8% 1352000件(3月1377000件)
個人的見解:明らかに、金利上昇が下押し圧力となって表れてきています。
Tencent profit jumps 61% to $3.7B as its mobile gaming business surges
中国ネット企業大手の騰訊(テンセント/Tencent)のQ1決算、純利益が61%増。スマホゲームが好調に推移。
個人的見解:広告事業の伸び悩みは若干気になりますが、概ね事前予想を上回る好決算だったと思います。この決算を受け、テンセントの大株主である南アフリカの広告企業Naspersの株価は5%以上上昇しました。
CORRECTED-UPDATE 1-China cuts companies‘ power prices again …
中国は産業用電気料金を5月1日から2.7%引き下げたそうです。引き下げは2か月連続。中国は2018年末までに電気料金の10%引き下げを目指しているそうです。これまでに引き下げたのは7%。
個人的見解:記事中にもありますが、当局が景気後退リスクを感じているのだと思います。中国は世界に先駆けていち早く金融緩和も行っています。スピードが速いです。
Malaysia to remove GST for consumers on Jun 1
マレーシアは物品サービス税GSTを6月1日から廃止するそうです。これは、マハティール首相が選挙戦の公約に掲げたためです。
個人的見解:公約をしっかり守るのは素晴らしいと思います。ただ、それだと財政的負担が増しますから、どこかで帳尻を合わせる必要は出てくると思われます。それがどういった手法になるのかに市場の興味は向かうでしょう。
Euro Zone April Inflation Slowdown Confirmed
4月のユーロ圏消費者物価指数改定値(食品・エネルギー除く)前月比+0.2% 前年比+1.1%
4月のユーロ圏消費者物価指数改定値 前月比+0.3% 前年比+1.2%
個人的見解:非常に落ち着いた動きだと思います。インフレ加速の兆候はみられません。
23時25分
UPDATE 1-イタリア国債利回り上昇、連立協議2党がECBに債務免除要請 …
イタリア総選挙から既に三か月、ようやく「五つ星運動」と「同盟」のあいだで連立協議がまとまることになりましたが、この連立政権が欧州中央銀行ECBに対し、イタリアの抱える債務2500億ユーロ分の免除を求める方針と伝わったことから債券価格が大幅安(利回り上昇)、イタリア十年債の利回りは2.003%と2か月ぶりの高値をつけました。
個人的見解:そもそも五つ星運動は南部の貧困地域を代表する政党であり、同盟(元北部同盟)はロンバルディアなど北部の豊かな地域を代表する政党です。この二党に共通する政策なんて、反EU的な政策部分しかないということです。
French group Alstom posts higher sales and profits, shares surge
フランスの鉄道車両製造大手アルストムの通期決算は、売上高が前年比9%増、純利益は22%増、EBITマージン6.5に改善。受注は昨年の水準を上回っているとのこと。
新日鉄住金が「日本製鉄」へ、日新製鋼を完全子会社化
エアバス、日本市場シェア50%へ虎視眈々 市場展望とA330neoほか最 …
現在日本ではANA、ピーチ、バニラ、スターフライヤー、ジェットスター、エアアジアの6社がエアバス機を運航中。総数は92機で受注残が80機。ナローボディ機においてA320が95%のシェアを占めているとのこと。
2019年からはワイドボディ機の運用が開始。ANAがA380、JALがA350XWBを運航予定。2020年にワイドボディ市場の30%程度のシェアを見込み、長期的には50%台を目指すとのこと。
個人的見解:エアバスvsボーイングの争いが激化しています。ちなみに、両社はともにEU、米国から多額の補助金を受け取っており、そのことについてお互いにWTOに訴えあっています。