S&P500
米10年債利回り
WTI原油
前営業日は⇒2018年12月11日 米国株式市況概況
昨晩のNY市場はダウ、ナスダック、S&P500、ラッセル2000揃って上昇
この日のポジティブ材料は主に米中貿易戦争に関するもの。
一つはファーウェイ問題にトランプ大統領が介入するとの姿勢を示したことと
関連:トランプ大統領、ファーウェイCFO逮捕をめぐり司法省に介入を示唆~ホンキでディールしたがっているもよう~
もう一つは中国が中国製造2025を取り下げるとの姿勢を示したと報じられたこと
関連:中国が『中国製造2025』を棚上げへ~米中貿易戦争解決のため市場開放へ転換か~
これらを受けて米国市場は序盤は上昇したものの、その後は失速。
結局長い上ヒゲを出して引けており、全体的に上昇しているものの、あまりいいチャートの形ではない。
この日、下落が目立ったのは不動産・REITセクターであり、次に公益セクター、生活必需品セクターなどのディフェンシブ業種。
その他は満遍なく上昇しており、特にこれといった牽引役が見当たらない。
なお、引け間際からはメイ首相信任へと伝わったが、これはあまり材料視されておらず、織り込み済み。
値上がり銘柄が多いがセクターがばらけて散漫であり、もどしても上値は重たそうな展開になっている。
なお、合算出来高は81億3000万株と前日からほぼ横ばい。
値動きがある割に出来高が膨らまない状況になっている。