ファーウェイ(Huawei)が5G対応チップセット『Balong 5000(バロン5000)』の仕様を発表~MWCでフォルダブルスマートフォンの発表も~

ファーウェイ(Huawei/華為技術)が5G対応チップセット『Balong 5000(バロン5000)』の仕様を発表

 

ファーウェイ(Huawei/華為技術)が5G対応チップセット『Balong 5000(バロン5000)』の仕様を発表

ファーウェイがMWC2019を前に5Gイベントを開催。

このなかで5Gに対応したマルチモードチップセット『Balong 5000』と、『Balong 5000(バロン5000)』を搭載した施設向けCPEデバイスHuawei 5G CPE Proを発表しました。

 

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はシングルチップで2G~5Gをサポート

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はシングルチップで2G、3G、4G、5Gをサポートしています。

このことで、非スタンドアロンタイプ(NSA)で起きうる4G網と5G網の切り替え時のロスをなくし、消費電力面でも有利になるよう設計されているもようです。

 

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はスタンドアロン(SA)、非スタンドアロン(NSA)両方をサポート

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』は5Gにおいて、スタンドアロンと非スタンドアロン両方をサポートします。

スタンドアロンは、いうなればピュアな5G

非スタンドアロンは、4Gの上に構築された5Gと考えていただければOKです。

この違いが重要なのは、5Gではエッジ側により近い部分で処理が行われることでURLLCが実現できることにあります。

関連記事⇒5Gは超高信頼低遅延URLLCがキモになる

4Gまでとは全く違った体験を提供できるスタンドアロンタイプの5Gは、非常に重要な技術的進化です。

(自動運転車への5Gの応用や、遠隔操作による重機の運用などは、スタンドアロンタイプの5GによるURLLCが前提となっています。)

 

 

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はmmWave(ミリ波)およびサブ6のすべてに対応

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はミリ波帯(㎜Wave)からサブ6まですべて対応します。

これにより、超ハイスピードの送受信が実現する㎜Waveから、障害物の影響を受けにくいサブ6の帯域まで幅広く利用することが可能になります。

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』はSub-6では最大4.6Gbpsのダウンロード速度、mmWave帯域では6.5Gbpsのダウンロード速度を実現するとのことです。

これは4GLTEの最高速度の10倍の速度であり、8Kビデオを問題なくストリーミングできる速度だということです。(実際にはかなり無理があると思いますが。)

 

Huawei『Balong 5000』を搭載したCPE、Huawei 5G CPE Pro

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』を搭載した施設向けワイヤレス機器CPEですが、こちらはWi-Fi 6技術を採用しており、最大4.8GHzの速度が実現可能とのことです。

 

 

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』を搭載したスマートフォンはMWC2019で公開か

Huawei『Balong 5000(バロン5000)』を搭載したスマートフォンは、バルセロナで2月に開かれるMobile World Congress 2019でお披露目される予定のもよう。

フォルダブル(折り畳み)スマホであるもようです。

どんなスマホが登場するか、たのしみですね。

 

 

 

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