大和ハウス工業が所有する「岩塩温泉りんくうの湯」 運営会社ビーバーレコードが工業用水を天然温泉と偽って利用
大和ハウス工業の「岩塩温泉りんくうの湯」 運営会社ビーバーレコードが工業用水を温めて使う
大和ハウス工業が大阪府泉佐野市に所有する温浴施設「岩塩温泉りんくうの湯」
10年前に開業した当初よりウェブサイト上などで
「糖尿病や高血圧に効く」
などとして岩塩温泉の効用を謳ってきましたが
このたびの調査で、運営するビーバーレコード社が「岩塩温泉りんくうの湯」は温泉ではなく工業用水を濾過・再利用していたことが発覚したということです。
「岩塩温泉りんくうの湯」が工業用水を利用～景品表示法違反でビーバーレコード社に措置命令下る
「岩塩温泉りんくうの湯」が工業用水を天然温泉と偽って利用してきた行為について、大阪府は大和ハウス工業とビーバーレコードに対して処分を下しています。
同施設の館内看板およびウェブサイトなどで利用してきた広告物の表現が不当景品類及び不当表示防止法第5条第1号に違反するとして、
大阪府知事名にて景品表示法第7条第1項に基づく措置命令を指示。
ビーバーレコード社は
「お客様には多大なるご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。」
と定型的な謝罪を行っています。
「岩塩温泉りんくうの湯」の工業水問題で懲りないビーバーレコード
この件につき、「岩塩温泉りんくうの湯」を運営するビーバーレコードが謝罪文を出していますが、なんかズレてます。
https://twitter.com/axele01/status/1166565086397456387
・・・信頼の回復のため、従業員の教育の徹底を図る？？？
いやいやいや、今回の件、どう考えても従業員が主導して行っていた偽装ではないはずです。
どう考えても、運営会社であるビーバーレコード社の上層部が関与しなければこのような偽装はできなかったのではないでしょうか。
従業員の教育でどうにかなる問題ではなく、むしろ経営陣の遵法意識の問題のはずです。
ビーバーレコード社とはいったいどんな会社なのでしょうか？
そして、そんな会社と付き合っている大和ハウス工業の企業体質は大丈夫なのでしょうか。
大和ハウス工業はここもと色々と不祥事が相次いでいますが、同にも不安になってきます。
⇒大和ハウス工業の大野直竹・特別顧問は不正施工の事実を2か月後に知っていた？？？
⇒大和ハウス工業でも建築基準法違反～独立基礎の問題解決には多大なコスト発生の可能性
ビーバーレコード社による「岩塩温泉りんくうの湯」の工業水利用は6年前から
なお、「岩塩温泉りんくうの湯」は当初は温泉を利用していたとのことです。
しかし、入湯税が導入されたことを契機に、これを避ける目的で温泉利用をやめた、と報じられています。
工業水利用は6年前から行っていたということですが、これを顧客に周知徹底していなかったとのこと。
また、謝罪文にもありますが、ピンク岩塩は使用しておらず、ピンク岩塩の分析試験成績も何ら根拠がないものだったとのこと。
ブラック岩塩も効能を表示できるものでなかった、とのことです。
泉佐野市は「岩塩温泉りんくうの湯」の入湯税がビーバーレコード社から支払われていなかった事実を知らなかったのか？
ここで疑問なのは泉佐野市です。
泉佐野市は非常に財政の苦しい市として有名です。
絶対に、入湯税でもなんでも、とれるところがあればとろうとするはずです。
温泉利用を謳っている「岩塩温泉りんくうの湯」からも、きっと入湯税を取ろうとしてきたはずです。
でも入湯税をとっていなかった。
工業用水を使っているから入湯税を取れなかった。
それを泉佐野市は知っていたはずです。
にもかかわらず、問題を放置していた・・・
・・・めちゃくちゃですね。
関係者は絶対おかしいですね。