【1317】中国楓葉教育集団(China Maple Leaf / チャイナ・メイプル・リーフ・エデュケーショナル・システムズ)の業績と株価
今回は、中国のインターナショナルスクール運営大手、中国楓葉教育集団(China Maple Leaf / チャイナ・メイプル・リーフ・エデュケーショナル・システムズ)の業績と株価を見ていきます。
まずは中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の会社説明から始めます。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)とは？
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は中国の民間教育機関・インターナショナルスクール大手です。
幼稚園から高等学校まで一貫した教育を行っており、中国の中間所得層増大の影響から近年好業績が続いています。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の沿革
1995年 大連に大連楓葉国際学校(高等部)が開校
2001年 初等部設立
2004年 幼稚園設立
2018年現在、中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は15の都市に74の教育機関を設置
(中国楓葉教育集団資料)
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は幼稚園から高校まで幅広く設置しているのがわかります。
最初に設置された大連が中心地であることがわかります。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の学費(月謝)は年々上昇中
(中国楓葉教育集団資料)
1人民元は17円弱くらいですから、ざっと34万円程度から140万円程度です。
とても庶民には通えない値段ですね。
しかし・・・
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の在籍者数は増加傾向
(中国楓葉教育集団資料)
わが子にはちゃんとした教育をしてあげようという親心なんでしょう。
こんなに高いお月謝でも、中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の生徒数は爆発的に増えています。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は設備を所有せずに拡大
(中国楓葉教育集団資料)
なお、急拡大中の中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)ですが設備は借りたり、ブランド貸ししてもらったりして、自社保有せずに拡大しているのがわかります。
これがいま、中国では問題になっています。
「民弁教育促進法実施条例」改正草案（民促法）と中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)
つまり、公立の学校から中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)のような民弁教育機関は設備を借り受けていることが多いのです。
そのことによって、中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は低いコストで急拡大することが可能になっています。
さらには公立学校の方もカネを手に入れやすくなるため仕組み的に便利です。
しかし、このことによって教育の貧富の格差が急拡大。
公立学校が利益優先に走ることによって、中国の低所得者層にとっては逆に教育の水準低下を招いている可能性が指摘されており、これに中国政府も対応せざるを得なくなっています。
今年7月には「民弁教育促進法実施条例」改正草案が提出され、これは中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)のような民間教育企業の拡大を制限するものでした。
【中国】民弁教育促進法実施条例の改正と私立教育関連銘柄総崩れについてまとめ
これを受けて中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は株価急落となりました。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の2016年度当時の決算の業績
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の業績はここもとすこぶる良いです。
中国では都市部中間層が拡大しており、教育熱も高まっています。
人々の欲求に合致したサービスを提供している中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の業績は非常に好調に推移しています。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の業績
ここからは中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の業績についてみていきます。
(ここからは2018年12月17日に書きました)
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の2018年Q4累計決算の業績
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)は売上、利益ともに2割超伸びています。
すごい業績の伸び方ですね。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の2018年Q4セグメント別業績
こちらは中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の売上の内訳です。
非常に高い伸びを示していると思います。特に小学校。
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)の株価 2018年12月17日
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ) 日足株価
中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ) 週足株価
ここもと法改正で急落した中国楓葉教育集団( チャイナ・メイプル・リーフ)ですが、チャートパターン的には長期上昇トレンドを示しております。
なお、上記はあくまでも個人的見解であり、特定の取引をお勧めするものではありません。投資にあたっては自己責任で行うようお願いいたします。
以上。