TikTokを展開するバイトダンス(Bytedance /北京字節跳動科技)、中国の検索大手Baidu(百度/バイドゥ)を買収か？

TikTok(ティックトック)やJinri Toutiao(ジンリートウティアオ/今日頭条)を展開するByteDance（バイトダンス/北京字節跳動科技）がBaidu(百度/バイドゥ)を買収か？

口パク動画アプリTikTokや、ニュースキュレーションサービス今日頭条を展開するバイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)が、中国の検索最大手のバイドゥ(百度/Baidu)と合併する、もしくは買収するのでは？との報道をロイターがしています。

バイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)は、若者に人気の動画アプリTikTokを開発している親会社です。

また、ニュース収集アプリの今日頭条(Jinri Toutiao/ジンリートウティアオ)なども大きな支持を集めており、いま最高にノリにノっているIT企業です。

バイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)はまだ上場していません。

時価総額は評価額ベースで1000億ドル程度と言われており、世界最大のユニコーン企業です。

2019年に上場を予定していたそうですが、市況があまりにも悪化しているため、方針を上場企業買収による裏口上場に転換した可能性があります。

バイドゥ(百度/Baidu)は中国の検索ポータル大手で、近年では地図情報サービス、そしてその地図情報を利用した自動運転技術などにも乗り出している企業です。

バイドゥ、アリババ、テンセントをまとめてBATと呼び、中国の情報技術産業の中核をなす企業として大きな存在感を持っています。

なお、バイドゥ(百度/Baidu)は日本語のキーボードアプリSimejiも展開していますが、かつてユーザーのデータを無条件で中国側サーバーに送っていた事例がありました。

この件に関してバイドゥ(百度/Baidu)は「システム上のバグが原因であり意図的ではない」としていましたが、まぁ、信じる人はいるんでしょうか？

とりあえず、そういう企業です。

そういう企業と、TikTokの動画の会社が合併することになります。

バイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)がバイドゥ(百度/Baidu)と合併なり買収なりしたらどうなるでしょうか？

とりあえず、地図情報と自動運転技術に関してはかなり力を入れていくでしょう。

この分野に参入したいとの弁はバイトダンスの側もしていましたので、自動運転はかなり本気で開発を進めると思われます。

また検索サービスとニュースキュレーションサービスは親和性が高いため、この分野の統合も進みそうです。

更には、バイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)による裏口上場にも繋がります。

とくにバイドゥは米国市場に上場していますから、アメリカ市場へのアクセスができるようになります。

色々な意味でおいしい選択。

バイトダンス(北京字節跳動科技/Bytedance)とバイドゥ(百度/Baidu)の統合、上手くいくと面白いと思います。

以上です。