【統計】2018年12月鉱工業生産指数 出荷指数ヒートマップ(季節調整済み)

【統計】2018年12月鉱工業生産指数 出荷指数ヒートマップ(季節調整済み)

 

このデータは直近12カ月の出荷を対前年比で比較し百分率でヒートマップ化したものです。

使用しているデータは経済産業省の鉱工業生産速報値品目別季節調整済み指数です。(今月から季節調整済みに変更しました。)

なお、前回の鉱工業生産指数はこちら↓

【統計】2018年11月鉱工業生産指数 出荷指数ヒートマップ(季節調整済み)

 

季節調整済指数 原指数
指数 前月比 指数 前年同月比
生産
(前月値)
104.7
(104.8)
-0.1
(-1.0)
104.7
(108.2)
-1.9
(1.5)
出荷
(前月値)
103.6
(103.3)
0.3
(-1.2)
104.9
(106.2)
-2.8
(0.9)
在庫
(前月値)
102.4
(101.4)
1.0
(0.1)
100.1
(103.5)
1.3
(0.6)
在庫率
(前月値)
104.7
(102.4)
2.2
(-2.2)
100.4
(101.9)
4.6
(-0.3)

 

 

 

 

 

鉄鋼製品

要注目なのは、鉄鋼各種のあたりに減少するものが目立ち始めていること。

特に鋼半製品と鋼板類が弱い。

足元の自動車の不振を受けてのものだろうか。

また、鋼板はまぁまぁ。

これはオリンピックを受けて建設向けの建材向けなどだろう。

 

資本財

もうひとつは、マシニングセンタ、フラットパネルディスプレイ製造装置などが大幅に落ちていること。

金属工作専用機、マシニングセンタ、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置など非常に弱い。

プレス機械が売れているのは、ホットスタンプなどの導入が増えているからだろうか。

18/6/9午前 ゲシュタンプに続き自動車部品各社がホットスタンプ導入へ。潤うのは日電産?

ダイヤモンド工具が落ちている。

これは太陽光発電のウェハー絡みだろう。

スイッチング電源も落ちている。

半導体製造装置などが売れないんだから当然だろう。

コーセルなどは厳しい状況

サーボモータも減

 

 

 

 

半導体・電子デバイス

CCDが落ちている。

スマホの販売が落ちているからだろう。

ソニーに逆風

 

メモリはなんだかんだで伸びている。

 

コンデンサは微減。

この程度ということは、アルミやフィルムの落ち込みからするとセラコンは伸びている可能性。

コネクタ、フィルタ、複合部品はスマホ向けが低迷して減少

 

半導体・IC測定器は伸びまくっている。

5G関連や7nm生産に向けての開発向けだろうか。

1年を通じて平均70%程度で伸びる状況は凄い。

半導体業界は今は生みの苦しみだろう。

 

 

化粧品類

化粧品類は出荷が一服

インバウンド需要が減少している?

輸出向けも含めて減っているなら化粧品メーカー全体に問題。

輸出好調、国内ダメというならドラッグストアには逆風。

ただし、日焼け止めはすごい増産・出荷ペース。

これはすごい。

以上