アリババグループのジャック・マー会長(馬雲)が年内にも退任か?~慈善活動に専念したいと語る~

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中国EC大手アリババグループのジャック・マー会長(馬雲)、教育慈善活動に専念するため早期退任を目指すと発言

 

中国ECサイト大手アリババグループ(阿里巴巴集団)のジャック・マー(馬雲)会長が、以前より進めてきた教育を通じた慈善活動に専念するため、早期に会長職を退任したいむねの発言をしているようです。

Billionaire Jack Ma Prepares for Life After Alibaba Bloomberg

この計画は10年前くらいから進めてきたものであり驚きはありません。いずれ起きることではありました。

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しかし、今このタイミング・・・つまり米中貿易戦争で一番舵取りが難しい時期にジャック・マーが離脱するという発表は、少なからずショッキングを市場に与えています。

ここ最近、アリババを巡っては傘下金融子会社のアントフィナンシャルが、以前ほどの稼ぎ頭になれそうにないことが見えてきました。(政府の締め付けで、以前のように集めた資金を自前運用できなくなりました)

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また、人件費の上昇、とくに退職給付債務やストックオプションなどの金銭外の報酬の増加で同社の業績は伸び悩んでおり、先立って発表された2Qの決算は非常にダルい数字となっていました。

関連:タオバオ(Taobao)などを展開するアリババ集団の業績を見てみよう

 

またそもそも、ジャック・マーが提唱した新小売(ニューリテール)はいまだ緒についてすらいません。

エンターテイメント産業、映画産業への取り組みもまったく成果をだしておらず、多額の赤字を垂れ流している状況です(先ほどの決算関連記事を参照)。

 

こういった状況に置かれた同社を放っておいてジャック・マー会長が離脱するというのは、個人的にはきっと何かある・・・と感じます。

 

つまり、中国ECの成長限界です。

 

新小売だとかいうものが、ジャック・マーが思ったほどには進んでいないのではないでしょうか。

このまま会長職で君臨し続ければ、日本の中内功(ダイエー創業者)のようになると、考えているかもしれません。個人的にはどうもこの二人のキャラは被ります。

とりあえず、アリババ株は下落基調を維持しています。

 

 

見事にチャートブレークしていますね。

たしかにジャック・マーがアリババの会長職をやめたくなる気持ちもわかります。

今後おきることは、間違いなく株主からの突き上げでしょうから。(とくに金策に走り回っているソフトバンクとか。)

この見方はアリソウな気がします。

株価が下がってくると業績未達にうるさくなるのが株主ですからね。

ジャック・マーはそうなる前に逃げたいと思っているんじゃないかと、うがった見方をしてしまいます。

 

 

 

 

とりあえず、中国は家計債務問題がひどいですから、よほど政府が赤字体質になっていかないと民間部門が潤わない・・・まるで日本の90年代のようになってきています。

関連:中国個人所得税法改正~所得控除拡大で家計消費を後押しへ~住宅ローン控除、家賃控除も導入か~

ダイエーが傾いたのもそのころです。

アリババは大丈夫でしょうか。

あの当時のダイエーみたいに、野放図にあれこれ投資していないでしょうか?

 

 

今回のジャックマーの退任を、よくよく考えてみた方が良いと思います。

アリババに投資している人もしていない人も、中国株をやっている人もしてないひとも、ちゃんとアリババの決算動向はみていったほうがいいです。

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中国の小売の世界で大きな変化が起きている可能性があります。

以上です。