アップルショックふたたび!ドル円は一時104円台に!

アップルショックふたたび!ドル円は一時104円台に!

 

Appleが業績下方修正を発表~アップルショックふたたび

Appleが2018年10~12月期の業績予想を下方修正

売上高が5%減少して約840億ドルになると発表しました。

Letter from Tim Cook to Apple investors

想定では売上1~5%程度増加を予想していましたから、市場ではアップルショックふたたびといった感じになっています。

 

 

アップルショックを受け時間外でアップル株は大幅安

アップルショックを受けてアップル株AAPLが時間外で7.56%の大幅安となっています。

ただ、これまでのショック時には二桁%で下落するのが常だったので、それからみるとやや緩やかではあります。

むしろこのアップルショック、別のところに大きく影響が出てきました。

 

 

アップルショックでドル円が一時104円台に

このアップルショックを受け、一番動いたのは円相場でしょう。

円は対ドルで急上昇。

一時104円台半ばをつける動きとなりました。

しかしこの動き、実は円に特有な動きとなっています。

 

 

 

アップルショックでドルの実効為替レートは動かず。

じつは、ドル円の動きの急さにくらべ、ドルの実効レートはあまり動いていません。

ごらんのとおり、ほんとうに微々たる動きでしかありません。

つまり、

アップルショックで動いたのは実質的に円相場のみ

といえると思います。

これは、年末年始の休暇が関係しているとみて間違いないでしょう。

海外市場はすでにオープンしていますが、日本市場はまだお休み中です。

お休み中なので、ポジションを持っている人や、新年に向けた為替予約を入れる需要のある輸出業者などがストップロスオーダーを入れていたと思われます。

彼らはいま新幹線や特急のなかで、繋がりにくい通信回線を利用して、トンネルに突入するたびにいらいらしながらチャートを眺めているに違いありませんw (経験者ですw)

ほかの市場ではこれほどまで大きなフレになっておらず、日本市場特有の要因があった、とみて間違いないでしょう。

 

 

アップルショックは予測可能だった

ぶっちゃけた話、自分としてはこのAppleの下方修正はある程度予想ずみです。

こんなことをいうと

「また後付け講釈野郎が!」

とお叱りを受けるでしょうが、実際のところ本気で予想していました。

 

このtweetをしたのが11月19日です。

リンク先の記事を書いたのは11月13日です。

もっと前の記事でも、Appleのダメダメさは指摘しています。

とにかく今のアップルはホントしょうもない。

以下の方のtweetにすべて表れていると思います。

まったく同感です。

ティムクックは所詮補佐役なんですね。

トップが暴走するのを補佐するには向いていますが、突き抜けた感性もなければ、プロダクトに対する愛もない。

自分はつねづね言っていることなんですが、ジョブズが生きていたらiPhoneのカメラのでっぱりはなかったと思います。

あれを許せる感覚が許せません。

ティムクックは、妥協とバランス、計算の男です。

こういう人が製造業のトップを担えば、会社が傾くのは時間の問題でしょう。

 

 

 

アップルショックは電子デバイスの受注動向からみえていた

アップルショックは実際、iPhoneXRが売れ行き不振と伝えられたあと、一度ありました。

そして、それを前後に台湾系のインダクタ、コンデンサなどの受注動向に変化があり、あきらかにiPhoneの売れ行きが落ちているのはみえました。

いま、それがAppleの決算として反映されてきた段階だと思います。

 

 

アップルショックはあくまでもApple独自の問題と切り捨てられるか?

実は先日、10~12月期の売上見通しに関して、同業の別の会社も発表を行っています。

Appleのライバル、ファーウェイです。

Huawei’s 2018 Sales Revenue Expected to be $108.5 Billion 財新

余裕のよっちゃんで売上、利益ともに増加を予想しています。

Appleは中国市場で同期間に1割程度売り上げを減らしたと発表していますが、ファーウェイは好調です。

つまるところ、Appleは製品の質に比べて値段が高すぎるのです。

消費者はアップルの商法に嫌気がさしていて、アンドロイド携帯に移ってしまっています。

いや、移ってはいないのかもしれませんが、少なくとも新規顧客の多くはアンドロイド携帯を選択しています。

調査によれば、それは80%を超えると言われています。

 

 

 

アップルショックが世界を覆う?

さて、アップルショックが世界を覆うかどうか・・・個人的には、チャートパターン的にS&P500はもういっちょ下押しするとみていますので、そのキッカケとして利用可能だと思います。

ただ、程度によってはリバウンド期待がしやすい状況かなとも思っており、現在ごちゃごちゃ考え中です。

とりあえず、1月第三週あたりに中期的な転換点がくるかなとみていますが、感覚的なものでしかないので断言はしないでおきます。

 

 

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以上です。