レオパレス21問題～介護施設『あずみ苑』は大丈夫か？

レオパレス21問題が介護施設『あずみ苑』に波及することはあるか？

レオパレス21の建築基準法違反・不正施工問題。

下手をしたら同社が展開する介護施設にも波及しかねない状況になっているようです。

この件を報じたのは2019年2月13日付の日刊ゲンダイデジタル。

じつは、日刊ゲンダイは

「レオパレス21の傘下の介護施設で不正施工が行われた」

と2007年2月8日付の紙面で指摘していたとのこと。

しかしレオパレス21はこの件を全く取り合おうとせず、

「好きなように書いてください」と言い放ったのち、国交省で会見を開いて報道を全否定。「法的措置を検討」と猛反論したとのことです。

なお、「レオパレス　介護施設」で検索すると「あずみ苑」というレオパレス21が運営する介護施設がヒットします。

レオパレス21は傘下で介護施設『あずみ苑』を運営しています。

ゲンダイは明言はしていませんが、記事で指摘しているのは『あずみ苑』である可能性はあります。

レオパレス21が全国に展開する介護施設のうち、今回ゲンダイが不正建築の疑いを指摘しているのは東京都内の物件とのことです。

レオパレス21の介護施設『あずみ苑』のホームページ上で都内の物件をみてみますと、全部で6棟あります。

このうち施設概要から開所年月をみてみますと

八王子市館町にある「あずみ苑　館町」とあきる野市平沢にある「あずみ苑　グランデ平沢」という物件が、どちらも開所年月が平成18年となっています。

これらが日刊ゲンダイが指摘した物件であるのかどうかはわかりませんが、記事のタイミング的にはちょうどあっているようにもみえます。

思うに、レオパレス21や厚生労働省、国土交通省、自治体は、レオパレス21が施工、管理している介護施設『あずみ苑』について、再度検査しなおすべきではないでしょうか。

とりあえず、火のない所に煙は立たずといいます。

日刊ゲンダイが本当のことを書いているにせよ、トバシの記事を書いているにせよ、ちゃんとレオパレス21の介護施設『あずみ苑』の検査をすべきであると思います。

オーナーに引き渡されるアパートなどと異なり、自社管理物件では不正施工があってもバレにくいです。

とりあえず、しっかり安心と安全を確保するためにも、再度調査をすべきでしょう。

介護施設に高齢者をいれている家族の方も、介護施設で働いている従業員の方も、そういう部分はクリアにしてもらいたいと思っているはずですので。

また、ここもとレオパレス21が倒産するのではないか？という懸念が広がっているようです。

(アパートオーナーたちが被害者の会を立ち上げて、同社破綻の可能性を懸念する記者会見をひらきました)

もしレオパレス21が倒産したなら、介護施設『あずみ苑』はどうなるのか。

『あずみ苑』に通所・入所している老人たちの受け入れ体制は大丈夫かどうか、自治体担当者はしっかりと考えておいた方が良いと思います。

またそれは、高齢者の家族の方も同様です。

もしもレオパレス21が破綻した場合、介護施設『あずみ苑』に入れている親をどうするかについて考えておいた方がいいでしょう。

とりあえず、様々な方面に被害をまき散らしているレオパレス21問題。

いろいろと罪深いなぁと思います。

以上。