レオパレス21に投資を続けるクリスピン・オデイ氏率いるオデイ・アセット・マネジメントとは？
英系オデイ・アセット・マネジメントがレオパレス21の11%超の株式を買い集める
大量保有報告書によると、英系ヘッジファンドのオデイ・アセット・マネジメントがレオパレス21の11%超の株式を買い集めているとのことです。
レオパレス21はご存知の通り、東京テレビ系情報報道番組『ガイアの夜明け』にて不正施工が全国的に行われてきた事実が告発されました。
その後の調査でレオパレス21の物件のほぼ9割超で何らかの不正施工、建築基準法違反が発覚するなど、ずさんな調査、施工、管理の実態が次々に明るみになっています。
【8848】レオパレス21に新たな界壁不備の施工不良が発覚！倒産する可能性は？サブリースの保護は？
レオパレス21問題、1895棟の違法建築を確認～全棟調査進捗時1324棟から大幅増加か？
また、レオパレス21ではかねてよりコンプライアンス違反がまかり通ってきた事実も発覚。
さまざまな関連する不祥事も掘り返され、もはやブランド価値は地に堕ちたも等しい状態となっています。
【かぼちゃの馬車】大地則幸(おおち のりゆき)氏はレオパレス21出身～スマートデイズ(旧スマートライフ)元代表取締役
レオパレス21創業者『深山祐助(みやま ゆうすけ)』は48億円の私的流用で引責辞任
オデイ・アセット・マネジメントはこうした問題が発覚する前に9%のレオパレス21株を購入していたとのことです。
そして問題発覚後もオデイ・アセット・マネジメントは急落するレオパレス21株をひたすら買いまくり、11%超の株式保有比率にまで高まったとのこと。
どういう勝算があるのかわかりませんが、いろいろと頑張っているようです。
日本人ならとてもとても買っていけるような状況ではないと思うのですが、外国からみたら、財務だけみたら、レオパレス21はまだまだ大丈夫な、いい会社なんでしょうか？
オデイ・アセット・マネジメントはレオパレスに純投資
なお、オデイ・アセット・マネジメントがレオパレス21に投資する目的は買収目的などではなく、あくまでも純投資として、ということです。
つまり、値上がりしたら売るつもり、今は安いから買っている、という話です。
最初にオデイ・アセット・マネジメントの名前がレオパレス21の大株主にあらわれたのは8月24日。
その時点で5.02%の保有比率でした。
そこから9%まで買いさがり、さらに暴落中に11%まで買い増し・・・
下手のナンピンすかんぴん
とはまさにこのこと・・・
オデイ・アセット・マネジメントのこれまでの投資戦略
ネット上で調べただけの情報なので恐縮ですが、オデイ・アセット・マネジメントのこれまでの投資行動をみてみました。
すると、たとえば
テスラの命脈は「最終段階」に入りつつある－クリスピン・オデイ氏 ブルームバーグ18年8月20日
イギリスのEU離脱でヘッジファンドが好調2016年06月27日イギリス株や債券の空売り
ドイツ有料放送大手のプレミール株の保有比率を10.11％まで引き上げ2009年02月06日
ほかにも、2015年から弱気を貫いたせいで17年にかけて資産を半分にしちゃったよ、でも大丈夫、もうすぐ大暴落するから！
Top hedge fund manager Crispin Odey: Markets are ‘starting to go hyperbolic’
と2017年11月5日の記事に書かれています。
いやー、うまいのか下手なのかよくわからない。
投資行動もまちまちで方向性がよくわからない。
とりあえず、ヤマっ気が強そうなことはわかりますｗ
オデイ・アセット・マネジメントのCrispin Odey(クリスピン・オデイ)は弱気派として知られる人物
なお、オデイ・アセット・マネジメントのクリスピン・オデイは弱気派として知られる人物とのこと。
御年60歳で運用資産は11億ポンド
現在、オデイ・アセット・マネジメントのクリスピン・オデイ氏はポンド安にかけているそうです。
Crispin Odey Is Shorting the Pound Again
ハード・ブレグジットを期待してのもののようです。
ポンドショートがうまくいったからレオパレス21のポジションを増やす、ということにはならないと思いますが、もしポンドショートの勝負が上手くいかなければ、レオパレス21のポジションも整理する可能性があるかな、と思います。
とりあえず、そういったことを踏まえて、レオパレス21の株価を見ていくと面白いかなと思います。
レオパレス関連記事
レオパレス21問題を10年以上前に告発していた日刊ゲンダイ～レオパレス管理の東京都下介護施設に建築基準法違反の疑い？
レオパレス伝説まとめ～レオパレス21問題で一部真実だったことが判明ｗｗ
以上。